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秋山どうぶつ病院
〒262-0018
千葉県千葉市花見川区
畑町1311-8
         病気の予防



病気は“治療するもの”というだけでなく、“予防するもの”という考え方もとても重要です。
いろいろな病気がある中で、予防することを最善とする病気は、治療ではなかなか治りにくい、もしくは命を落としかねないという怖いものばかりです。
ここでは、数ある中で最低限、大事な家族に行ってほしい予防をご紹介します。

   犬

        □ フィラリア症予防
        □ 混合ワクチン
        □ 狂犬病予防ワクチン
        □ ノミ・ダニ予防薬

   

        □ 混合ワクチン
        □ FIV(猫エイズ)ワクチン
        □ 内部・外部寄生虫予防・駆虫薬

   フェレット

        □ フィラリア症予防
        □ ワクチン


□ 犬・フィラリア症予防

 フィラリア症って何?
フィラリア症は、蚊が伝播する病気で、細長い糸状の虫(成虫の体長は30cm以上になることもあります)が犬の心臓や肺動脈(心臓につながる太い血管)に寄生することで起こる病気です。蚊によって感染した幼虫は約5ヶ月ほどで心臓に到達し、成虫になります。
犬に寄生したフィラリアが血液の流れを妨げることにより、犬の身体に様々な障害を引き起こします。
何もせずフィラリアの寄生を放置すると、最終的には死にいたることもある恐ろしい病気です。


フィラリア成虫の標本(ホルマリン固定)

心臓に入れた切れ目から、多数のフィラリアがみられます。
標本は中型犬(体重約13kgくらい)の心臓です。




 どんな症状が出るの? フィラリア症には、いくつかの特徴的な症状があります。
しかし、初期の段階では症状が認められないことが多く、検査で初めてフィラリアの寄生が分かることも珍しくありません。

主な症状:
咳、呼吸困難(呼吸が荒く苦しそう)、食欲不振(食欲がなくなることも)、
削痩(毛づやが悪くなり痩せてきます)、腹水の貯留(おなかが膨らんできます)

 フィラリア症の治療法は? 一般的に、フィラリアの寄生数が多く、症状が進行している場合には対症療法と共に、成虫を取り除く処置が行われます。
成虫駆除薬の注射、あるいは外科手術により成虫を摘出する方法がありますが、どちらも犬の負担はかなり大きなものになってしまいます。


 フィラリア症は予防できるの? 必要な期間予防薬を投与することで、フィラリア症は100%予防することができます。
毎月1回飲ませる薬が一般的ですが、指示通りに最後まで投与することが大切です。

※年に1〜2回の注射で済む一見便利な予防法もありましたが、死亡例や事故の報告が少なくないため、当院では安全第一でその注射を発売当初から取り扱っておりません。
尚、内服薬は正しく投与をすれば安全かつ適切な予防薬です。

 なぜ検査が必要なの? 症状が分かりづらいフィラリア症の初期の診断には、血液検査が不可欠です。
また、
予防薬を投与する際には、フィラリアが寄生していないことを確認する必要があります(万が一寄生していた場合、予防薬によって危険なことになることがあります)。

 どんな検査をするの? 犬の血液を検査することで、フィラリアの寄生の有無を確認します。
血液検査には、血液中のフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)を確認する方法とフィラリアの抗原を確認する方法を行います。
その際、
当院では簡単な健康チェック(貧血、黄疸の有無、蛋白濃度)をサービスで同時に行っております。

当院では4月〜5月上旬の間に検査を受けることを推奨しています。

 予防期間は? 平均して5月〜12月が予防期間(約8ヶ月)になります。

フィラリア予防(内服薬の投与)のポイントとして、
@蚊に刺されて体内に入ってしまったフィラリアの幼虫を1ヵ月後にまとめて駆除
する。
A蚊は気温が約14℃以上になると吸血活動を開始すると言われている(千葉県だとだいたい4月になってから)。
B
蚊を見かけなくなったと思われる日から1ヵ月後に最後の投薬をして、そのシーズンの予防が終了する(10月下旬〜11月上旬くらいまで蚊がいます)。


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□ 犬・混合ワクチン

 ワクチンはいつ受ければいいの? 子犬が初めて接種する場合は、生後数ヶ月にわたって繰り返しワクチンを接種する必要があります。
これは、母犬からもらった免疫(母子免疫)が続く長さには子犬ごとに差があるので、数回に分けて接種しなくてはならないのです。

※ 子犬には、生後6週齢(約1ヶ月半)以上から接種することができ、3週間の
  間隔で2〜3回の接種が必要です。

※ 成犬には毎年1回の追加接種が必要です。


 ワクチンで予防可能な病気
病名 病気の説明
犬のジステンパー 高熱、目ヤニ、鼻水、食欲不振、嘔吐や下痢
病気が進むと神経系が侵され麻痺などの後遺症が残る場合があります。
※ 死亡率の高い病気です。
犬パルボウイルス
感染症
激しい嘔吐、下痢、食欲不振、急激な衰弱
重症になると脱水症状が進み、短時間で死亡することもあります。
※ 伝染性、死亡率の高い病気です。
犬伝染性肝炎 発熱、腹痛、嘔吐、下痢、目が白く濁る
生後1年未満の子犬が感染すると、まったく症状を示すことなく、突然死することがあります。
犬アデノウイルス
2型感染症
発熱、食欲不振、くしゃみ、鼻水、短く乾いた咳がみられ、肺炎を起こすこともあります。
他のウイルスとの混合感染により症状が重くなり、死亡率が高くなる呼吸器病です。
犬パラインフルエンザウイルス感染症 カゼ症状がみられ、混合感染や二次感染が起こると重症になり死亡することもあります。
伝染性が非常に強い病気です。
犬レプトスピラ
感染症
いくつかの型があり、いずれも人畜共通伝染病として注意が必要です。
コペンハーゲニー型 : 急性の腎炎と肝炎を起こし、急死することもあります。
人ではワイル病の原因菌として恐れられています。
カニコーラ型 : 腎炎と肝炎症状を呈することが多く、死亡する事もあります。
へブドマディス :
人のレプトスピラ症(秋疫B)の原因菌により起こる病気で、犬での感染が多く確認されています。腎炎と肝炎を併発することもあり死亡率も高い病気です。
犬コロナウイルス
感染症
成犬の場合は軽度の胃腸炎ですむことが多いのですが、子犬の場合は嘔吐と重度の水様性下痢を引き起こします。

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□ 狂犬病予防ワクチン

 狂犬病予防法って? 狂犬病の発生を予防し、蔓延を防ぎ、撲滅することより公衆衛生の向上及び福祉の増進を目的として制定された法律です。
「狂犬病予防法」により生後90日を越えた犬に対して年1回のワクチン接種が義務付けられています。
狂犬病ワクチンを犬に接種することは、愛犬を狂犬病から守るばかりでなく、社会全体を狂犬病の恐怖から守ることになるのです。

 予防法は? ワクチン接種は「集合注射」をはじめ、当院でも受けることができます。
当院としては基本的に混合ワクチン接種を優先して接種することをお勧めします。
犬の登録には狂犬病ワクチンの接種が必要になる場合があります。

 接種時の注意点 ・生後90日を越えていること
・2週間以内に人を噛んでいないこと
・混合ワクチン接種から1ヶ月以上経過していること など

詳しくは当院獣医師にご相談下さい。
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□ 犬 ノミ・ダニ予防・駆虫

 ノミ・ダニ予防法
 どういうものがあるの?

予防法 特徴
○マイフリーガードα
○フロントライン プラス

首〜背中にたらすだけ。ダニが問題なら月に1回、ノミなら1〜2ヶ月に1回です。効果・安全性の面ではおすすめです。従来のフロントラインに、卵・幼虫・サナギのフ化を阻害する薬が加わり、さらに効果的に予防が可能です。

○フロントライン スプレー

全身にスプレーをするので、ちょっと大変。指の間や爪の根本に寄生するダニ退治に上記との併用をおすすめします。



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□ 猫・混合ワクチン

 ワクチンはいつ受ければいいの? 子猫には、生後約2ヶ月から接種することができ、3週間の間隔で2回の接種をお勧めします。

成猫には毎年1回の追加接種が必要です。


 ワクチンで予防可能な病気
病名 病気の説明 4種 3種
猫ウイルス性鼻気管炎 ひどいクシャミ、咳、鼻炎などの呼吸器症状の他、結膜炎を引き起こします。一般に「猫風邪」と呼ばれています。進行すると、肺炎、蓄膿症になり重症になると死亡することもあります。
猫カリシウイルス感染症
かかりはじめは猫ウイルス性鼻気管炎に良く似ています。症状が進行すると、舌や口の周りに潰瘍ができることもあります。時には急性の肺炎のため死亡することもあります。
猫汎白血球減少症ウイルス 白血球が極端に少なくなる病気で、パルボウイルスが病原体。高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状となります。
※ 伝染性、死亡率の高い病気です
猫白血病ウイルス感染症 白血病やリンパ腫、貧血などを起こす他、免疫力低下によりいろいろな病気にかかりやすくなります。唾液や血液を介して感染します(濃厚なグルーミングやケンカでの咬み合いなど)。
※ 死亡率の高い病気(発病すると3年以内で80%が死亡するといわれている)です。
 

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□ FIV(猫エイズ)ワクチン

 ワクチンはいつ受ければいいの? 子猫には、生後約2ヶ月から接種することができ、2〜3週間の間隔で3回の接種をお勧めします。

成猫には毎年1回の接種が必要です。

※混合ワクチンと同時期の接種を行う場合は獣医師にご相談下さい。


 ワクチンで予防可能な病気
病名 病気の説明
猫免疫不全ウイルス感染症 免疫機能が低下し、慢性の口内炎、鼻炎、下痢などがみられ、更に進行すると著しい体重の減少、貧血、腫瘍がみられたり、健康な猫では感染しないような弱い病原体でもひどい症状が出たりします。こうなると多くの場合、数ヶ月以内に死に至ります。
母子感染、唾液や血液を介して感染します(主にケンカでの咬み傷から)。

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□ 猫 内部・外部寄生虫予防(レボリューション6%)

当院では他の製品も取扱っておりますが、効果・効能・安全性・扱いやすさから「レボリューション6%」
をおすすめしております。「レボリューション6%」


レボリューションってどんな薬なの? 猫に感染しやすく、様々な健康上の被害をもたらす「ノミ」「回虫」「ミミヒゼンダニ」。
犬だけでなく猫にも感染して急死の原因ともなる「フィラリア(犬糸状虫)」。
「レボリューション6%」は、これら猫の内部と外部寄生虫の両方に効果がある唯一の駆除剤です。さらに猫の体につくのみ成虫の駆除だけでなく、生活環境に潜むノミの卵や幼虫にも効果を及ぼし、ノミの再寄生を予防します。
愛猫を狙う主な寄生虫の駆除と予防が、レボリューション6%一本で行えます。
        (ファイザー社資料より抜粋)


投薬は面倒じゃないの? 1ヶ月に一度、首筋に垂らすスポットタイプです。
感覚としてはフロントライン(ノミ・ダニ予防薬)等と同じですが、皮膚への浸透も早く、より楽に処置ができると思います。



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□ フェレット・フィラリア症予防

 フェレットにもフィラリア!? 犬でよく聞くフィラリア症。フェレットにもフィラリアは感染します。
フィラリアに関することは犬のところでも説明させてもらっていますのでそちらも参照してください。→犬・フィラリア症予防
※ただし、フィラリアそのものは犬と同様ですが、予後に関することや、検査に関しては異なる点がありますので下記をご覧下さい。


 どんな症状が出るの? 症状は犬と同じように元気喪失、食欲低下、呼吸困難、腹水、胸水、発咳などのうっ血性心不全の症状がみられます。
ただし、
犬の場合には少数の寄生では無症状の場合もありますが、フェレットの場合には心臓が小さいのでフィラリア1匹の寄生でも重症となり、そのほとんどが致死的経過をたどります。

 予防前の検査は必要なの? 蚊によって感染したフィラリアの幼虫が、成長しながら徐々に心臓に到達して成虫になった場合、症状が出ないことは皆無に等しく、現在のところ、獣医療一般で血液検査による感染の確認は不要であるとされています。(ただし、専門家の間でもその是非は論議中)

当院では身体検査上、問題がなければ血液検査無しで予防を開始しています。

 予防期間は? 犬と同様に、平均して5月〜12月が予防期間(約8ヶ月)になります。

フィラリア予防(内服薬の投与)のポイントとして、
@蚊に刺されて体内に入ってしまったフィラリアの幼虫を1ヵ月後にまとめて駆除する。
A蚊は気温が約14℃以上になると吸血活動を開始すると言われている(千葉県だとだいたい4月になってから)。
B
蚊を見かけなくなったと思われる日から1ヵ月後に最後の投薬をして、そのシーズンの予防が終了する(10月下旬〜11月上旬くらいまで蚊がいます)。

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□ フェレット・ワクチン

 どんな病気のワクチンなの? ジステンパーウイルス感染症です。
犬と同様に、感染してしまうと死亡率が非常に高い病気ですのでワクチン接種をお勧めします。

詳しくは当院獣医師にご相談下さい。

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千葉県千葉市花見川区の動物病院 Last updated : 2022.08.16
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